脳みそは振り回される

今日、両手の爪に綺麗にマニキュア(ジェルネイル?ネイル?)をしている男性に会った。
スーツを着て、パリッとしてる方で、とても落ち着いている雰囲気。50代だろうかな。
その方が両爪がつやつや。よくよく見ると透明なマニキュアだったわけ。
その爪を見て一番最初に思ったこと。何だと思いますか?
3,2,1……
『あ、この人、、、アコースティックギターでバリバリのソロギターやってる人なのかも!!』
でした。ギター弾きの中には爪をコーティングしてる人がいるから。
仕事終りに時間があったら、ジャズバーとかで気ままに弾いてから家路に着く、、、
そんなイメージ。そんなおしゃれなことある?笑
想像するだけならタダなんで、さらに妄想を深めてみた。
Wes Montgomery の Round Midnightを弾いてる姿。それが終わった時に「あちらのお客様からです」とウィスキーロックが。
このやりとりが実は彼の依頼を受ける合図だったのだ!!!
みたいな?使い古された設定ですな。笑
この後はベタな展開しか思いつかなかったので割愛します。
で、マニキュアを見て次に思い浮かんだのが、この男性は多重人格者説。多重人格の中の一人に女性が居て、その女性人格に振り回されてるけどどうしていいかわからない。ヘルプのサインにマニキュアを、、、
なんていう妄想。昨日借りたDVDにナイト・シャマラン監督の映画SPLIT(多重人格者によるサスペンスホラー)の予告編が入ってたんで、そこからインスパイアされたんだろうなぁ。
テレビ東京のドラマ『ママはニューハーフ』見てた時なら、その影響を受けた想像をしてただろう。
男性がマニキュアを塗っていただけ。ただそれだけなのに、脳内ではいろんな想像が巡る。
ギターを弾くから、ギター弾きの中には爪をケアしてる人がいるって知っててそこからあんな想像をしちゃったわけだけど、、、
良い意味でも悪い意味でも、何かを知るってことは思考に方向性を与えることになる。知らないことへ思考は広がっていかない。
いつまでも知ろうとする姿勢をなくしちゃいけないのは、そんなところに理由があるかも。
1つ知ったからってそれが全てだなんて思っちゃ勿体ない。たくさん知っていればギター弾きだけじゃなくて、多重人格者だったり、ニューハーフだったり、もっと可能性は広がる。それこそ無限に。
その無限にある可能性の中から、これは!と思うものを拾い上げて芝居に反映させるのが役者やってて面白いところの1つ。
まぁ、脳みそは振り回されるってことだ。
さて、件の男性だが、ほんとの娘さんのネイリストの練習に付き合わされた結果だそうです。
うぅーん、この幸せなパパさんめ!!
よし、帰ったらオレはギターを弾こう。